昭和→平成→令和

今年もよろしくお願い致します。

食のコンシェルジュAqua  Legumeの山本と申します。

前回のブログにて、コメントをしたいけどコメント欄がないよー!

と、お問合せ頂きました。

システム予算上コメント付きブログにできなかったので

よろしければお気軽にインスタのコメント欄・画面上のメール・もしくはお電話にて

一言でも頂けると嬉しいです。

 

 

今日は今年頂いた御相談を軽くご紹介致します。

2022年になってもコロナ、コロナで以前の様に客足が戻らないのもあるが、、

根本的に若い世代を相手にするのがしんどくなってきた、、、

跡継ぎになる程の根性のあるヤツもいねぇし、、、

と、久しぶりに連絡してきた割烹料理店の先輩。

一度会って話しましょうよ!と約10年ぶりに再会しました。

 

そしたら、出るわ出るわジェネレーションギャップの行き違い!

一通り吐き出した先輩が私に一言

お前は昔と比べてずいぶん丸くなったな、、体もやけど、、(笑)

昔はワシより俄然ピリピリしながらキレまくりながら現場立っとったのに、、

やっぱ自分より下のヤツまとめるのしんどくなったから料理人辞めたんか?

 

いや、あの、、、料理人は辞めてないっす(^_^;)苦笑い

確かに飲食業界のモラルの低さと凝り固まった考えは今でも嫌いです!

でも、ホールスタッフ、中間管理職、役員、経営者、色んな人に出会って思ったのが

若くして料理長を任された重圧から色んな人巻き込んで傷つけてきて

やっとわかったのが【いらんヤツ】【使えない人】なんていない。って事です。

もし、いるのならその言葉を吐いた人間が1番使えなくていらんヤツです。

 

昔でいう一昔前の山本の様なピリピリイライラして人の悪いトコを見つける様なヤツです。

 

自分で書いててもびっくりしてますが考えが180度変わったのにはキッカケがあります。

 

とある日、サービス技能試験検定の講習を受ける為、私はとある会場にいました。

本心は”だるいなー”こんなのいらんやろ。周りの人も疲れた顔した人ばっかやな、、、

と思っていた堅苦しそうな講習メッチャど肝抜かれました。

 

風変わりな講師が入ってきて、みんな疲れてるねー!(笑)

人間関係でしょ?上司?部下?考えても無駄やでー!!

これ見て!!

 ※巨人の星(青雲編)2話 「悪魔のギブス」引用

これ見た事ある人ー✋これなー、昭和の人が大好きな漫画のヒーローの一人やねん!

 巨人の星(青雲編)2話 「悪魔のギブス」引用

メッチャ厳しいお父ちゃんに 【お前は巨人軍のエースになるんだ!!】とスパルタ教育されて

プロになるという漫画のお話。退きますやろ?でもこのお父ちゃん、、、

  巨人の星(青雲編)2話 「悪魔のギブス」引用

なんだかんだ息子想いな、ええお父ちゃんなんですわ!!昭和を代表する名作ですな!!

見てた人も多いんちゃいますかー?(笑)

 

一方  

 

 

平成、いや令和の方が近いかな?
これ知ってます?

 ※ONE PIECE コミック1巻引用

 

自分自ら声高らかに自由を叫ぶ型破りな主人公。もっと驚くのが、、、

 ※ONE PIECE コミック10巻引用

なんと、敵に向かってこの一言!!昭和では考えられないヒーロー主人公像ですよね。

ただこの主人公のこの言葉は”甘え”ではなく仲間へ向けた絶対の信頼の証の言葉なんです。

 ※ONE PIECE コミック40巻引用

そしてその為には自分で考え個の成長も忘れない。

 

人は人、自分は自分同じ人間なんていないんです。

2つの漫画はそれぞれに日本を代表する大人気コミックです。

 

話を飲食の現場に戻しましょう。

私も昭和のやり方で部活も修行もしてきました。

時代が違う。それは自分のやり方とは違う。だから無理!しんどい思いをした方が偉い!

ではない

ツラくしんどいやり方をわざわざ後輩にさせる必要はない

現代の進歩した情報力を取り入れ自分より早く一定のレベルまで上がってもらい

そこから自由な発想で自分の時間を使ってもらった方が世の中に

もっと面白い料理がでまわるんじゃないのかな?と感じたんです。

 

昭和

・親や先生、親方のいう事は絶対

・痛みや苦しみに耐えた先に何かがあるはず

・圧倒的な力を持つものが主人公

・修業とはツラく厳しいもの

・とにかくがむしゃらに努力をすべき

・頭がいい=知識が多い

 

平成後期から令和の時代

・年上の人からの言葉は一例、アドバイス

・結果が確約されてなければしんどい思いなんてしたくない

・短所を補うより、長所を伸ばす!自分にないものはお金や仲間を募ればいい

・修行は目的達成の為の一手段。

・努力や自分のエネルギーは使う方向性が大事

・頭がいい=情報を調べ、活かす術を知っている

 

 

 

思春期にみた漫画の主人公がこれだけ違えば

そら考え方も、取り組み方も、信じる物事も、発想も違うってバカでも

この話聞いたら気づきません?

どっちがいいなんてレベルの低い話じゃないんです。

目標は【美味しいもので】【最高のおもてなしで】【お客様を感動させたい!】

【いい給料がほしい】【楽がしたい】ゴールは一緒なんです。

 

■昭和の根性や知恵に ■若い方の発想や勢い ■最新の技術や制度

これらが合わさった企業こそコロナの風を押しのけて進んでいく企業だと思います。

 

でも

昭和の方にこそ私は強く言いたいです。戦後の何もなかった日本を今日まで創ってきて下さったのは

間違いなく先人である皆さんです。ありがとうございます。

ただ、このまま時代が変わるのを待つのではなく

自分達が20代30代に1番出会いたかった背中を押してくれる先輩、良き師匠、道標を一緒に考えてくれる

大人、、自分があの時出会いたかった理想の人物、、、

かっこいいじいちゃん、ばあちゃんに一緒になりませんか?

 

若手のみなさん色んな常識がある令和のこの時代ですが、礼儀礼節を欠くのは一番ダサいです。

料理の腕、役職の前に自分より1日でも早く生まれた人は人生の先輩です。

今、頭に浮かんだ通りクソッタレな先輩方もいるでしょう。

良い先輩や師匠を選ぶのも若い時にしかできない特権です。

存分に若さの権利使いましょう!

 

そんなきれい事信じれるか!とこの仕事がツラくなる時もあると思います。

そんな時はこんな事言ってたヤツを思い出して連絡をください!

全力で力になります。

その為に私はフリーランスになりました。

時間だけはメッチャあります!!

このクソッタレな飲食業界一緒にひっくり返しましょう!!